【ウクライナ・ロシア情勢に関する弊社の考え方】≪ご参考までに≫

2022.03.07


お世話になっております。


ロシアのウクライナ侵攻など急激な情勢変化でご不安を感じている方が非常に多いことと思います。
このような情勢の中、弊社としての考えを整理してお伝えさせていただこうと思います。

まずは、ロシアによるウクライナへの侵攻に関しまして、衝撃と同時に深い悲しみを感じております。
いかなる観点からの主張であっても、武力行使はあってはならないことであり、一線を越えてしまったことに対し悲しみを感じざるを得ません。
侵攻により亡くなられた方に対して、心からご冥福をお祈り申し上げます。
いつになるかは現時点では想像がつかないですが、いつの日か人類全体が観点の次元を上昇させ、過去のすべてを乗り越え、人類共通の目的を見出し、お互いに大切なものを大切にできる社会を創り出していけることを切に願ってやみません。



次に、直近の諸動向と運用についての考え方について触れてみたいと思います。

ロシアとの関係断絶等で予想外な直接的・経済的影響を受け、株価が下がる企業も多く出てくるといえます。一方で、業績的にはそこまで影響を受けないで、ただ全般的不安心理だけで一時的に下げてしまう株も出てきます。

端的に結論を言いますと保有資産に関しては、売却ではなく保有、できれば買い増しがお勧めと考えています。過去何十年の世界株式を振り返っても、様々な想像を超える動きがあっても最終的に本質と共に乗り越えて来ました。最も不安を感じる時程、逆に未来にむかって投資の種を蒔くいい時期と捉える事が出来るといえます。


株式への投資に関しては、多くの企業は、あらゆる環境に適応しようとして対応し、企業利益を出すためにあらゆる努力を結集していきます。
債券への投資に関しては金利は約束なので、着実に支払われ蓄積されていき、REITへの投資に関しても、家賃は約束なので、こちらも着実に支払われて蓄積されていきます。5年・10年という視点で見れば、年々本質的価値が蓄積されていきます。

投資信託を通じて、株式・債券・REITに分散投資している場合は当然、分散による平均化が行われながら、これら株式・債券・REITの本質的恩恵を享受していきます。
よって最終的には、様々な想像を超える動きがあっても最終的に本質と共に乗り越えていくと考えることができます。



ただ、近年、インデックスファンドとアクティブファンドの良し悪しが議論されて、手数料の安さだけの観点から、インデックスファンドが顧客本位でいいというような観点が勢いを増していますが、今回のように市場が乱高下する場合、インデックスファンドは市場の動きに合わせて連動することが使命のため、安いところをさらに売ってしまうという方向に動きやすく、弊害として市場全体が上にも下にも本質からブレて、上下かけ離れて動く、激しい相場変動の世界が継続的に起こりえ得る状況をつくってしまう結果を招いたりします。
この点を弊社は懸念点として常々感じています。


一方で、本質的価値を見て、割安を買い・割高を売るという価値を提供する投資信託(アクティブファンドのようなタイプ)が一定比率存在することで、市場の価格調整機能が働き、かけ離れたブレが修正され本質に戻るという動きは起こってきます。
本質的継続的蓄積と、市場の価格調整機能が十分に機能していきますと、5年・10年という長期的にみれば長期的価値の蓄積に伴って上昇していくのが自然な姿といえます。弊社としては、平均を上回るパフォーマンスという観点、持続的・継続的に顧客本位のサポートを提供し続けるという観点、適正な価格形成が行われる株式市場の適正な育成の観点からアクティブファンドの使命と役割を十分に認識し、適切にポートフォリオに組み入れていくようにしています。



また、さらに、弊社が辿り着いた分配金再投資受取切り替え生涯キャッシュフロー戦略(口数複利戦略)におきましては、大きく下げたタイミングこそ口数複利が加速するタイミングでもありますので、今回のような下落タイミングにおいては、口数複利によるドルコスト平均効果が発揮され、相場の落ち着きを取り戻すとともに花が開くと思われます。

また、老後の受け取り時期に一般的値上がり追求の投資信託では、売却、売却で口数がどんどん減ってしまう不安を感じることになりますが、分配金再投資受取切り替え生涯キャッシュフロー戦略(口数複利戦略)に置きましては、口数が減らない安心感から、意外と口数複利戦略は使えるというのが繰り返し検証してもなお変わらない観点です。

今はまさに種まきの最適な時期と捉えることができます。


コロナに続き、今回のウクライナ侵攻においても、信念を持って、じっくりどっしり長期的・本質的視点で継続保有し、銀行に眠っている資金があれば投入し、また、積立し、時間と金利を味方につけて、将来への布石を着々と打っていくのが長期的観点から正解と判断しております。
過去の歴史を振り返ると、最も不安を感じる時が最も大きな買い場となるというのが市場のリズムとも言えます。


世界平和を祈り、未来を信じて、長期的・本質的に取り組んでまいりましょう。
ご質問・ご要望などいつでも遠慮なくお問い合わせくださいませ。


フューチャー・クリエイション 前川富士雄

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